小骨の欠片

まめかんの日常。

久々の衝動買い。

本とアイドルとご飯には財布の紐がゆるみまくりですけど、他のジャンルには比較的慎重にお金を使う方です。単純にやりくりの問題で。笑

なんですけど。久々に衝動買いしちゃいました。自分でも予想外のやつを。

買ったのは、ディズニー30周年記念で作られた、男性声優によるディズニー楽曲のカバーアルバム。これがねー、すごい良かったんですよねぇ。自分で買っておきながら驚いたくらい。笑
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 ディズニーをものすごく愛していて、世界観は絶対に壊されたくない!という方には向いていないと思いますが、たまーにパークに行くし、なんとなく好きだなぁ、という方には向いている気がします。私がまさしくそういうタイプだったので、ディズニー楽曲の導入として楽しかったです。もちろん、声優さん好きには文句なしにおすすめです。

 公式サイト(ミュージック|ディズニー公式)のCMスポットで全曲視聴もできますので、気になった方はこちらで聞いてみてください。声優さんのインタビューもそこそこ長い尺で聞けます。
 ちなみに、まめかんは小野大輔さん推しですー。忙しいときはぼんやり小野さん見て、聞いて癒されてます。ここでもふわっふわした声と手振りでボケたトークしてますw
 これを機に小野さんが気になる方には、いろいろご紹介しますので、良かったらリプください♪笑 あとは、神谷さんもすこーしだけ紹介できます。

 CDのディスク自体も色やデザインもシンプルで、ディズニーらしさがあって良いです。
 ただし、ブックレットはひどいw 笑い出しそうな勢いでチープ!写真使うなら、もうちょいちゃんと撮ってあげてよ!もう少し盛れるから!頑張ろうよ!っていう。というわけで、ビジュアルとブックレットには期待せずに。笑

 ちなみに、私がこのアルバム買おうと思ったきっかけはたまたま聞いた「魔法の鍵~The Dream Goes On」にハマってしまったからです。ぐぐってもらえればわかるんですけど、歌詞もメロディーもむちゃくちゃ良い!疲れてるときに聞いたからか、泣けてきましたもん。
 日本語版の原曲を歌っているのは、石井竜也さんと高杉さと美さん。石井竜也さんのビブラートは本当に心地よいし、高杉さと美さんはむちゃくちゃ声きれいなので、こちらもぜひ聞いてほしいです。さすが本職!なクオリティー


聞き終わって、おすすめしたい!と思った理由がいくつかあります。
1)ディズニーパーク色濃厚な選曲
 ディズニーアニメーションだけでなく、ディズニーのパークね!ここ重要。もちろんディズニーアニメの名曲も多いですが、全体を通して聞くとパークの印象が強い選曲。パークのひたすら幸せな空気感が好きなんで、聞いてるだけで、自分がランドやシーでアトラクション乗ったりパレード観たりしてる気分になれてすごく良い。
 わたしはたまーに行くくらいで、ディズニーは全く詳しくないんだけどそれでも十分楽しい。超有名曲も入ってますけど、王道すぎるほど王道の名曲(A Whole New Worldとか)ばかりでないという絶妙なさじ加減が良かった気がします。名曲であればあるほど、本家の印象が強くて気になっちゃいますし。
 聞くだけでディズニーのうきうきした気分と感動を味わえるアルバム、という点でとってもオススメ。あとは、曲数がそれほど多くないのもビギナーとしてはかえって好印象。

2)アレンジが良い!
 上とかぶるのですが、ディズニーの空気感を出すことや、曲の世界観を引き出すことをすごく大切にされたアレンジだと感じました。どうやら、サウンドプロデューサーの方がディズニーフリーク&ディズニー関連の楽曲に携わっているそうです。曲の一つ一つがとても大切にされているし、一曲の中から光景が見えてきそうな広がりを感じるアレンジ。全体的に音はやや軽く、高め。澄んだ印象のアレンジが多く、きらきらしてます。

3)声優さんの使い方が上手い
 全体を通して、声優さんのキーや声質、歌い方、特徴を上手く使っています。本人名義以外の楽曲に関しては、プロデューサーに左右されるのが声優さんの歌だと思うんですけど、このCDはすごく上手い。本職の歌手じゃなくて、声優さんが歌う意味って、雰囲気を作り出す表現力と、声色の幅だと思うので、必要以上に歌手扱いしないといいますか、声を素材として活かそうとする姿勢に作り手の慣れと腕を感じました。

 というわけで、ディズニーにとことん寄せた楽曲の作り方に加え、朗読のトラックがあるなど、声優&ディズニー導入としてのバランスのよさが高評価です。最近ずっと聞いてますが、飽きが来ません。ディズニーいいなぁ。いやー、衝動買いも捨てたもんじゃないですねー。笑
 ちなみに、私がだだハマりした「魔法の鍵 ~The Dream Goes On」が入っているのは、少々お高めのデラックス・エディションですので、ご注意くださいー。

ここから先は全曲感想になりますので、興味がある奇特な方のみお付き合いください><



DISC 1
01. シンデレラ -朗読-/ 山寺宏一
 さっそく朗読が始まったので、最初はぽかーんとしたのですが、最後まで思わず聞き入ってしまいました。いやー、もう山ちゃんさすが!としかいいようがないです。全部知ってるシンデレラがとても新鮮な気持ちで楽しめます。女性キャラを演じ分ける演技力には脱帽。贅沢を言うならば、山ちゃんにはぜひ歌も歌ってほしかったです。

02. アロハ・エ・コモマイ~スティッチ・エイサー/ 神谷浩史
 これはもう可愛い。スティッチのパレードかな?の曲ですが、神谷さんの声や歌い方の幼さといいますか、曲にばっちりハマってました。神谷さんはあまり歌が得意でない印象だったのですが、これは不安定さもどこかマッチしていてよかったなーと。プロデューサーの意向でスティッチ・エイサーをミックスしていたり、山ちゃんがスティッチの声で参加したりと、アレンジ面でも聞きごたえあります。

03. It's So Much Fun/ 小野大輔
 このディスクの一押し。ハロウィンのパレード楽曲。
 はじまりの「ようこそスプーキーヴィルへ。みんなもおばけになりきって、踊れ、踊れ、Go!Go!」のくだりで一気にハロウィンの世界に引き込まれます。ショーで使っていたと思われる音もサンプリングされています。これもすごい楽しい曲です!ほんと、一度聞いてみてください。笑
 原曲でも、何人か(でいいんでしょうか?w)のお化けたちが歌いついでいくんですけど、それを小野さんは一人で表現しています。小野さんは歌い分けに長けている方なので、使い方がパーフェクト!あと、やっぱり歌詞と掛け声の感じが楽しい!

04. チム・チム・チェリー/ 寺島拓篤
 これはさすがに知っていました。超有名曲ですね。メリーポピンズの曲なのですが、日本語版をじっくり聞いたことがなく、改めて聞いたら歌詞がすごく素敵でした。メロディーの印象だけで悲しい曲だと思ったら大間違いだぞ!と。笑
 寺島さんの安定した歌唱が活きています。

05. くまのプーさん -朗読-/ 中井和哉
 こちらも文句なし!くまのプーさんってキャラクターは知ってても、話を知らなかったので単純に楽しかったです。中井さんが、プーさんの声真似をしているので、それも貴重かもしれないですね。

06. ジッパ・ディー・ドゥー・ダー/ 鳥海浩輔
 これも超有名曲!スプラッシュ・マウンテンの光景が思い浮かびます。笑 私の中で鳥海さんはお色気担当だったので、この曲は意外だったんですけど、聞いてみたら爽やかな歌でよかったですー。

07. パート・オブ・ユア・ワールド/ 梶裕貴
 この曲もさすがに知ってました。笑 私的に、梶くんの持ち味は中世的で可愛さとやんちゃさを併せ持っているところだと思っています。梶くん自身が「男なのに、お姫様の曲を歌ってすみません。楽しんでいただけたら幸いです」というようなコメントをしていたし、賛否両論ありそうな気もしますが、梶くんだから成立していたしよかったなぁと思います。
 セリフの部分のおしゃまな雰囲気も含め、ミュージカルのようにリトル・マーメードの物語が広がって行くような曲ですよね。「陸にはいないわ あんなわからずやは 私は子供じゃないのよ」の部分がすごく好きです。

08. コンパス・オブ・ユア・ハート/ 諏訪部順一
 名曲ですね。このアルバムで初めて歌詞を知ったのですが、全部聞くともはや、「コンパス・オブ・ユア・ハート」というタイトルを見るだけでぐっと来ます!諏訪部さんの力強い声と、コーラス、曲の壮大さが合わさって旅に出たくなります。笑 さらっと、アラジンらしいアジアテイストな音が入ってくるのもすごく好きです。アルバムの締めにふさわしい楽曲。


DISC 2(デラックスエディション)
01. マジカル・モーメント/ 神谷浩史梶裕貴
 可愛い担当が歌ってますw ロマンチックです。神谷さんがややトーン高め、梶くんがややトーン低め。トーンが低めな梶くんの歌はあまり印象がなかったので、あれ?と思ったら、神谷さんのキーあわせのときに原曲キーでいけるならもともとの音を使えますよ!と言われて梶くん抜きでキーが決定したかららしいですw
 神谷さんと梶くんのデュエットもあまりイメージがなかったんですけど、二人とも声の雰囲気が似ているのであまり違和感なく。楽曲全体の雰囲気がまさしくディズニーといいますか。途中のピノキオの下りも含め、ディズニーらしい音がこれでもか!と詰め込まれているので聞きごたえありますね。原曲よりも軽くさらっと聞ける仕上がりになっています。

02. ミニー・オー!ミニー グランド・フィナーレ/ 緑川光諏訪部順一
 わたしも知っているくらいの有名曲です。ショーも観たことあります。ショーの世界観というか、楽しさを前面に出すことを目的としているし、それがばっちり成功してます。キャラクターの声を入れたり、パーカッションの感じとかも含め、ほんとショー!
 デュエットですが、まとめりを出すというよりはばらばらな歌唱を活かしてみんなで歌おう!という雰囲気を作り出しています。とはいえ、全体的に諏訪部さん色が強い印象です。

03. スウェプト・アウェイ/ 鳥海浩輔置鮎龍太郎
 鳥海さんの甘さと、置鮎さんの安定感。声も歌ほんと素敵です。この曲、初めて聞いたときにガチで名曲過ぎてハードル高いんだろうなぁと思ったんですけど、二人の声の相性とハモリのバランスが絶妙でとても優雅。そのまま眠りにつきたい。

04. 魔法の鍵 ~The Dream Goes On/ 寺島拓篤小野大輔
 未知の二人だったんですけど、声の相性がすごい良い。女性パートが寺島さん。男性が小野さん。寺島さんは相変わらず素直で心地よい歌唱。小野さんは本人歌唱よりは甘さを抑えたディズニー歌唱。とはいえ、だいぶクセが強いです。予想ですけど、日本語版を歌っている石田竜也さんにやや寄せたんじゃないかと思うw
 面白かったのは、初めはトーンが高めの寺島さんとトーン低めの小野さんが、サビに向かって逆転していくところ。原曲は男女なので逆転することはないし、上と下の旋律が入れ替わりながら、掛け合いハモっていくのが聞いてて楽しいです。
 あとは、後半に向けてのカタルシスが半端ないです。小野さんの抑揚のつけ方&ねっとり歌唱が良い仕事してます。特に、大サビの「夢よ覚めないで! 魔法をよ 解けないでぇぇぇー」の感情の入りっぷり。しかも、そのまま「終わりはないよ Forever 素晴らしい Dreams go on」なのでわたし号泣。
 寺島さんは本当に安定していて、素晴らしい。大サビ以外は、小野さんの中和剤といいますか、全体のバランスを取ってくれています。
 この曲は、東京ディズニーリゾートの25thアニバーサリーテーマソングだそうです。そういう経緯で作られたからか、私の思うディズニーリゾートの世界観が詰まっていてほんと胸熱。日本語版聞いてくださいw あと、男性のデュエットだからか、ハモりの音域が近くて曲に一体感があるし、サビで一気に盛り上がる。衝動買いしてよかったー!と思える曲。
 
05~12はデュエットの片方の声を抜いた、声優さんと一緒にデュエットできるカラオケですーw
最近こういうの増えてるんですかねー?笑

なんか全体的に語りすぎですねー。お付き合いくださってありがとうございましたー!