小骨の欠片

まめかんの日常。

セリフで読む『進撃の巨人』(10巻までのネタバレあり)

 いやー、面白い!結局、10巻まとめて大人買いしちゃったよ……。
 

 どんな話?と思った方は、アニメ『進撃の巨人』第一話をどうぞ。
 
 素人でも分かる作画のクオリティーに唖然としました。ここまでこだわっていると、制作の人たちが7月期が終わるまで生きているか不安です。 
 今回は印象的な台詞を引用しながら、『進撃の巨人』で描かれていることをざっとまとめて見ようと思います。
 この先、単行本最新刊までのネタバレ前提で書いてますので、未読の方はご注意ください*1
 大まかなあらすじや、登場人物については、こちらの『進撃の巨人』公式サイトをご参照ください。




■弱肉強食の世界で生きる主人公

仕方ないでしょ。世界は残酷なんだから。
(8巻・ミカサ)

できなければ・・・・・・死ぬだけ。
でも・・・勝てば生きる・・・。
戦わなければ勝てない・・・。
(2巻・ミカサ)

人は戦うことをやめた時初めて敗北する。
戦い続ける限りは、まだ負けてない。
(9巻・ミケ)

 メインキャラクターのミカサが言うように、『進撃の巨人』世界は残酷です。力を持たないものは食われて終わり。徹底的に弱肉強食の世界。だから、主人公は力を求めます。主人公の名前はエレン・イェーガー。15歳の少年です。ちなみに、イェーガーとはドイツ語の場合“Jäger”と書き、「狩人」という意味だそうです。

お前の母さんを助けられなかったのは、お前に力がなかったからだ・・・
オレが・・・!
巨人に立ち向かわなかったのは、オレに勇気がなかったからだ・・・
(1巻・ハンネス)

もう・・・あの家には・・・二度と帰れない。
どうして最後までロクでもない口ゲンカしかできなかったんだ!!
もう・・・母さんはいない!!どこにもいない・・・。
どうしてこんな目に・・・。
人間が弱いから?
弱いヤツは泣き喚くしかないのか!?

駆逐してやる!!
この世から、一匹・・・残らず!!
(1巻・エレン)

 これが動機ですね。エレンは母親の死をきっかけに、巨人を強く憎み、力を求めるようになりました。少年マンガとしてはむちゃくちゃ王道の、情熱あふれる努力型主人公。ビジュアルもほんと王道。
 その一方で、正義感の強さゆえにミカサ(エレンを愛してやまない幼馴染の女の子)の両親を殺し、拉致した強盗をわずか9歳で殺してしまうという突き抜けっぷり……。いや、あの、9歳で大人を躊躇なく殺しちゃう主人公(とミカサ)ってすごくない……?
 リミッター限界までは爽やかでひたむきな男の子なのに、一度臨界点を超えると一気に目が据わる感じ。精神力と正義感が強くてどこかおかしい、良い子ちゃんで終わらない感じが好きです。


 そんなエレンは壁の外に出て、壁の外の世界を自由に探検するという夢を持っています。

オレ達は生まれた時から自由だ。
それを拒む者がどれだけ強くても関係無い。
炎の水でも氷の大地でも何でもいい。
それを見た者はこの世界で一番の自由を手に入れた者だ。
戦え!!
そのためなら命なんか惜しくない。
どれだけ世界が恐ろしくても関係無い。
どれだけ世界が残酷でも関係無い。
戦え!!戦え!!
(4巻・エレン)

 また、後にエレンが所属することになる、調査兵団も『自由の翼』の紋章を背負って戦っています。
 エレンが焦がれる『自由』は一巻から繰り返し出てきているテーマで、エレンが巨人を駆逐した先に思い描く未来図の軸となっています。
 とはいえ、人類と巨人の構図をこれを地球に置き換えて考えると、エレンの言う『自由』どころか、巨人の駆逐の正当性もなかなか扱いが難しいテーマです。もちろん、そんな悠長なことを言っていられる状況ではないですが、もう少し進んだら『巨人を駆逐すること』と『壁の外に出ること』この2つが人間の傲慢云々とか、物語内で論点になってもおかしくないかなーという気もします。



■大きな見せ場もなく死んでいく登場人物たち

皆・・・・・・。死んだ甲斐があったな・・・
人類が今日、初めて・・・
勝ったよ・・・
(4巻・リコ)

 最初に一巻を読んだとき、本当にあっけなく人が死んでいくことにショックを受けました。無常感、というのが一番近いかもしれません。
 チャーミングな登場人物が生き生きと動いたと思ったら、次のシーンではささいなきっかけで、あっさりと死んでいきます。多くの物語では、登場人物たちの死は重く扱われ、華々しく死んでいきます。ですが、このマンガでは「運が悪かった」としか言いようのない軽さで、彼らは命を落とします。しかも、巨人に生きながら食われる、という想像するだけで怖く、痛い死に方です。

もう一度言う・・・。
調査兵団に入るためにこの場に残る者は近々殆ど死ぬだろう。
自分に聞いてみてくれ。
人類のために心臓を捧げることができるのかを。
(5巻・エルヴィン)

 たとえ人類のために命を賭して戦う勇気、前に踏み出す覚悟を持ったとしても、その結果、意義のある最期を迎えるわけではないんですよね。考えてみたら当たり前ですけど。何かを残して華々しく散っていく人の方が珍しい。でも、それがすごく切なくて、心がずっしり重たくなりました。

 そうやって巻を進めていくうちに、このマンガは『戦記』なのだ、とようやく理解しました。戦いに勝利し『歴史』を作り・受け継ぐ≒未来を作るということと、その『歴史』は誰がどうやって作っていくのか、という歴史の作り手たちの姿を生々しく描きたいのだと思ったのです。

 つまり、このマンガで重要となるのは、実は主人公でも、人類最強の兵長でもないのだと思います。英雄の裏で、英雄を英雄たらしめる、その他大勢。普通の人々が巨人という圧倒的な脅威に向かっていく葛藤と勇気。命の軽さと重み。いつか巨人に食われる怖さと戦いながら、未来の礎となるべく、何度でも彼らが立ち上がっていけるかどうか。それが勝利の鍵なのだろうなと。

 この「その他大勢」を象徴している登場人物が、ジャン・キルシュタイン。つまり、ジャンの行く末が『進撃の巨人』の行き先と言っても過言ではありません。心も身体も、普通の人間代表のジャンが、残酷な戦いの中でさまざまなことを思い、考え、いくつかの選択をしていきます。ジャンの行動や心の動きを追いながら読むことで、しみじみと『進撃の巨人』のおもしろさが分かってきます。
 私が『進撃の巨人』を好きだ、と感じたきっかけもジャンでした。ジャンを通じて、作者の方が普通でない状況の中で、普通の人が戦う覚悟を大切にされていると分かったからです。

 そのジャンが、友人マルコを悼むシーンがあります。マルコは誰も見ていないところで死んでいった、とても切ない人物です。

皆後悔してる。こんな地獄だと知ってりゃ、兵士なんか選ばなかった。
精魂尽き果てた今、頭にあることはそればっかりだ。
なぁ・・・マルコ。
もう・・・どれがお前の骨だか、わかんなくなったよ・・・
(4巻・ジャン)

オレたちと人類の命がこれに懸かっている。
このために・・・オレたちはマルコのようにエレンが知らないうちに死ぬんだろうな。
あのなミカサ。誰しもお前みたいになぁ、エレンのために無償で死ねるわけじゃないんだぜ?
知っておくべきだ。エレンもオレたちも。オレたちが何のために命を使うのかをな。
じゃねぇといざという時に迷っちまうよ。オレ達はエレンに見返りを求めている。
きっちり値踏みさせてくれよ。自分の命に見合うのかどうかをな・・・。
だから・・・エレン、お前・・・、本当に・・・
頼むぞ?
(5巻・ジャン)

 この作品では「どう生きるか」と同じくらい「どう死ぬか」「何を残せるか」が繰り返し繰り返し問われます。十把一絡げに死んでいった人々の名前も、功績も、後世に残ることはありません。
 だからこそ、自分の命をできるだけ有意義に使おうとするし、生きている者は何も残せなかった人たちの死を意味あるものにするため、何回も立ち上がり、武器を取るのだと思います。そうして、彼らの死、彼らが残した一つ一つが、人類の背中を押し、新しい一歩に進んでいきます。

お前は十分に活躍した。そして・・・・・・これからもだ。
お前の残した意志が俺に“力”を与える。
約束しよう。
俺は必ず!!
巨人を絶滅させる!!
(3巻・リヴァイ)

 こうやって、あまたの人々の死が、生きている者の精神に宿っていき、『歴史』が作られていくのでしょう。こういう脈々と受け継がれていく精神、という構図は胸熱ですし、少年マンガの熱量を持ったまま『戦記』を展開されるとすごいグッときます。


■正しい選択の難しさと責任

エレン。お前は間違ってない。やりたきゃやれ。
俺にはわかる。コイツは本当の化け物だ。「巨人の力」とは無関係にな。
どんなに力で押さえようとも、どんなに檻に閉じ込めようとも、コイツの意識を服従させることは誰にもできない。
お前と俺たちの判断の相違は経験則に基づくものだ。
だがな・・・、そんなものはアテにしなくていい。
選べ・・・。
自分を信じるか、俺やコイツら調査兵団組織を信じるかだ。

俺にはわからない。ずっとそうだ・・・。
自分の力を信じても、信頼に足る仲間の選択を信じても、結果は誰にもわからなかった・・・。
だから・・・まぁせいぜい、悔いが残らない方を自分で選べ。
(6巻・リヴァイ)

巨人と対峙すればいつだって情報不足。
いくら考えたって何一つ分からないって状況が多すぎる。
ならば務めるべきは迅速な行動と、最悪を想定した非情な決断。
かといって血も涙も失ったわけでもない。
お前に刃を向けることに何も感じないってわけにはいかんだろう。
だがな・・・、後悔はない。
(6巻・リヴァイ)

確かに団長は非情で悪い人かもしれない・・・。
けど僕は・・・それでいいと思う。
あらゆる展開を想定した結果仲間の命が危うくなっても、選ばなきゃいけない。
100人の仲間の命と、壁の中の人類の命を。
団長は選んだ。100人の仲間の命を切り捨てることを選んだ。

大して長くも生きてないけど確信してることがあるんだ・・・。
何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ。
化け物をも凌ぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。
何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう。
(7巻・アルミン)

 この世界では、「選べないよ!」と言いたくなるようなことを常に突きつけられ、選ばなければなりません。選択し、責任を取ること。それ自体は普遍的なテーマですが、一人の決断であっさりと周囲の人間が死んでいくこの世界観でぶつけられるとほんと重たい。

 中でも、調査兵団の団長として、大勢を選び非常な決断を下すエルヴィンと、部下の信頼を一身に担うリヴァイは壮絶です。この2人が自分の判断の結果を淡々と受け入れ、事実は事実、と苦い気持ちと共に飲み込んでいく場面の重量感。私自身、選ぶ(そして切り捨てる)ってことがすごい苦手で怖いタイプなので、この2人が出てくるたびに毎回、身につまされる思いです。もちろん、2人が背負ってる重みは尋常じゃないけども。いやー、もう、普通のメンタルだったら精神おかしくなってるよ。むしろ、すでにおかしいのかもしれないですね。
 もちろん、主人公も、同期の仲間たちも、沢山の危うい選択を迫られていくし、それが吉と出ることも、凶と出ることもあります。更に言えば、これから先は人類だけでなく、巨人サイドの選択と葛藤も大きな見どころになるのかなーと思っています。
 いずれにせよ、がむしゃらに“戦う”だけでなく“選ぶ”難しさと勇気を伝えている作品だと思います。


■多様性と見方。世界を知り、広げる

義務果たさん者がその恩恵を受けることができんのは当然やからな・・・。
私の考えはこうだ。
伝統を捨ててでも一族と共に未来を生きたいと・・・思うとる。
世界が繋がっていることを受け入れなければならん。
サシャ・・・お前には少し臆病なところがあるな。
この森を出て他者と向き合うことは・・・、お前にとってそんなに難しいことなんか?
(9巻・サシャの父)

俺達はガキで・・・何一つ知らなかったんだよ。
こんな奴らがいるなんて知らずにいれば・・・。
俺は・・・、こんな半端なクソ野郎にならずにすんだのに・・・・・・。
もう俺には・・・何が正しいことなのかわからん・・・。
ただ・・・俺がすべきことは、自分のした行いや選択した結果に対し、戦士として最後まで責任を果たすことだ。
(10巻・ライナー)

 
 最新刊に近づくに連れて、考え方と見方の多様性、世界を広げることの大切さに関する言及も増えています。さらに、サシャの父が言う“世界が繋がっていることを受け入れる”というのも引っかかります。この先、人類目線から語られてきた物語が、巨人サイドの視点で語られるようになるのもほぼ確実じゃないでしょうか。また、巨人サイドも何かしらの大義を持って、人類を殺していることを考えると、より一層、判断の難しい善悪が入り混じる中での戦いに発展する感じですよね。
 また、エレンの夢に関連して、世界を知る、広げる、探求する、というワードが一巻から繰り返し出ているのも気になるところです。エレンの父親はもちろん、下手したら異端の本を持っていたアルミン家にも関連する伏線になっていてもおかしくないですね。ともあれ、ラストに向かっていく中で“世界を知り、広げる”という考えはより重要になっていくんじゃないでしょうか。

良い人か・・・。
それは・・・、その言い方は、僕はあまり好きじゃないんだ。
だってそれって・・・、自分にとって都合の良い人のことをそう呼んでいるだけのような気がするから。
すべての人にとって都合の良い人なんていないと思う。
誰かの役に立っても、他の誰かにとっては悪い人になっているかもしれないし・・・。
だから・・・、アニがこの話に乗ってくれなかったら・・・・・・、
アニは僕にとって悪い人になるね・・・
(8巻・アルミン)

 世界を知ることで、こういった線引きが繰り返し必要とされ、そこでも新たな葛藤が生まれそうです。

 また、調査兵団も多様性をよしとする集団です。彼らは平和な間も『自由の翼』を背負い、信念を持って命を賭し、人類の変革をもたらそうとしてきました。

憎しみを糧にして攻勢に出る試みはもう何十年も試された。
私は既存の見方と違う視点から巨人を見てみたいんだ。
空回りに終わるかもしれないけど・・・ね。
でも・・・私はやる。
(5巻・ハンジ)

 ハンジさんを見ていると、ラストは過去の解明、文明の発展、言葉による交渉といった人間ならではの方法で巨人との戦いが終焉に向かう気もして、わくわくします。


■人と巨人は結局同じ。入れ子細工のようなメタ構造
 人と巨人が戦っている世界観はすごく特殊に見えますが、巨人によって引き起こされる問題は、現代に置き換えても理解できてしまう普遍性を持ちます。総力戦を建てまえにした食料難対策のための口減らしとか、中央に対する不信が募っていく感じとか、この世界でも、きっとそうなるよなーという問題が起こっています。

人類が滅ぶのなら巨人に食い尽くされるのが原因ではない!!
人間同士の殺し合いで滅ぶ!!
我々はこれより奥の壁で死んではならん!!
どうかここで──
ここで死んでくれ!!
(3巻・ピクシス)

 中でも、このセリフは今後のストーリーの根幹になっていくように感じました。リアルタイムか、過去の話か分かりませんが、巨人サイドでも似たような事態が起こったんじゃないかと。というか、このストーリーで行われているあれこれが、過去に巨人たちが経験したあれこれと実は全て重なっている、という設定もありえます。

 9巻と10巻では、人間の上位に位置していた巨人たちも実は捕食される存在でもある……と生態系の新しいヒエラルキー構造の存在が明らかにされています。メタにメタを重ねる入れ子の構造ですね。また、人間と同じく、巨人サイドも一枚岩とは到底言えないことも判明しつつあります。

 天災しかり、戦争しかり、日常を破壊する『巨人』の存在はいろんなもののメタファーとして読めると思うんですけど、結局は人間(巨人)の弱さが引き起こした人災の話が要になってくると思います。
 人と巨人は、二足歩行している生物という点で一見近いようで実はかけ離れていて、それでいてすごく近い、という微妙に影響を与え合うこの関係なんですよねー。なので、この両者にどんなラストが待っているのか。すごく楽しみです。


■まとめ
 人を食う巨人の絵を見た時の本能的な嫌悪と恐怖。このグロさと気持ち悪さが本当に無理で、一巻を読みきらないままずっと放置していました。逆に言えばそれくらい鮮烈です。
 まあ、私も一度脱落したわけですし、設定と絵面はえぐいんで、万人向けとはいえないです。特に女性はきついかも。ただ、興味があるなら5巻までぜひ頑張ってほしいです。調査兵団が主軸になるあたりから、若干希望が見えてくるかと。

 とはいえ、少年マンガの魅力はきっちり押さえているし、キャラクターも魅力的(ただし退場が早い)だし、ストーリー自体も王道。主に絵と、登場人物の死亡率がネックなだけですね。
 あとは、さくさくと進む展開の早さ、潔さが高評価。おおむね、本筋と伏線と見せ場だけで構成されてるので、どの巻も読み応えがあるんですよね。
 内容的に、とにかく突進していくバトルものかと思いきや、伏線もちゃんとあるので、回収の段階で「えええええーー!」っていう謎解きっぽい驚きもあります。

 あとは、やっぱりアニメですかね。マンガよりも直接描写を避けているので、生々しいのが苦手な人はアニメ版をおすすめ。マンガだと時系列がとっちらかることがあるんですけど、アニメだと基本的に時系列に整理した状態で進むので、ストーリーもすんなり入ってきやすいですね。 

 戦い方と戦術にはツッコミどころもありますが(立体機動作れるなら、別のもの作れそうとか、地下を強化したら?とか)、まあそのあたりの細かいところは気にせずに。あくまでも、絶望の中で生まれる人間ドラマを楽しめばいいと思います。あと、シリアスな中にぬるっと挟まれるギャグパートがシュールで大好き。
 そんなわけで『進撃の巨人』楽しいのでオススメですー!

 あと『進撃の巨人』がハマる方は、クレイモアもお好きだと思います。こっちは、美女たちが血だらけになりながら戦うお話です。
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(ここから先は自分用メモの直球ネタバレ)




■大まかな伏線
・エレンはショートカットのミカサを知っている(ループ説が濃厚とのこと)
・エレンの家の地下室に世界の真実が隠されている
・エレンが父に打たれた注射(エレンが巨人の力をもつ原因)
・エレンの父が持つ特効薬(ハンネスが言っていたもの。これも人類巨人化の伏線?)
・壁は巨人によってできていた(エレンも最後、壁をふさぐために犠牲になるのか?)
・教団は超重要機密を知っている。それを開示する権利を持つのはクリスタ(本名ヒストリア)
・巨人はいくつかの特徴(普通種、奇行種、人が入っている巨人、獣型)
・人を巨人にしてしまう能力をもった巨人がいる
・雌型・大型・鎧の巨人と、ユミルの民と呼ばれる巨人は被捕食者と捕食者の関係
・リヴァイの名字が出てこない(リヴァイの出生も何かありそう。前世の記憶持ちでもおかしくない)
・“戦士”と“兵士”の違い
・エレンには雌型・大型・鎧の巨人サイドが欲しがる何かしらの利用価値がある
・アニとアニの父との関連


 

*1:セリフを読みやすくするために、句読点を入れ、三点リーダーを一部削っています。そのあたりはご了承ください。