小骨の欠片

まめかんの日常。

声優ライブ初心者がおすすめする、初心者が失敗しないためのサイリウム・ペンライトガイド

声優さんの出演するライブやイベントもサイリウムやペンライトを持参するのが半ば必須になってきています。使い捨てのケミカルライトにするか、公式ペンライトにするか、はたまたフルカラーペンライトにするかなど選択肢が多くて迷う方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
 さっきのライブ感想のおまけで、サイリウムやペンライトについて調べたことと、同じ初心者として実際に使ってみての感想を両方残しておきます。


 まずは結論から。
★イチオシ

・フルカラーペンライト

キングブレードX10II スモーク

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 テッパンのフルカラーペンライト。特に女性が多いライブだと冗談抜きで8割くらい持ってきていると思います。驚異の普及率。操作も楽ですし、ライブの充実度、コスパの良さも含めて初めて買うならこれで決まりでしょう。ケミカルライトじゃないと情緒がない!とかも言われますけど、自分の経験を振り返って、ケミカルライトオンリーの時とフルカラーペンライトを持っている時を比べたときに、フルカラーペンライトを持っているときの安心感が段違いだったんですよね。そんなわけであまりライブ慣れしていない方にはフルカラーペンライトがイチオシです。


★おすすめ

・普通のケミカルライト数本
 あまりライブに行くつもりのない方で、頻繁に色を変える必要がない場合はケミカルライトをおすすめします。なにより一本の価格が安いので学生でもカジュアルに楽しめるのがいいです。

・公式ペンライト(+普通のケミカルライト)
 公式ペンライトの色にもよりますが、公式ペンライトとケミカルライトを合わせてピンクまたは赤・白・青の3色をそろえておくとさらに楽しめるかなーと。公式グッズなので記念にもなりますし、無難は無難ですが、ツアー中1~2公演くらいしか行かないのであれば一番高くつくのが公式ペンライトだと思います。


★+αで楽しむなら……

・超高輝度のケミカルライト or 明るめのペンライトを併用
 いわゆるウルトラ○○や大閃光シリーズや、キングブレードのMAXスーパーチューブシリーズ。明るくて目立つので盛り上がりたいとき、盛り上げたいときに。使う場面がある程度決まっているので、使いたいなら下調べしてから使うと無難。
 まあ初ライブならあんまり背伸びせず、次の楽しみにとっておいてもいいのかなーと思います。


 という感じです。結論は至って普通です。笑 
 この先は、フルカラーペンライトの選び方や初心者向けの使い方について書きつつ、ケミカルライト・単色ペンライト・公式ペンライトについてざっと触れていこうと思います。




●フルカラーペンライト
 一本で複数色以上の色を出せるタイプのペンライト。
 ライブ&サイリウム初心者なら、フルカラーペンライトを一本買っておけば十分です。
 操作が厄介そうだったり、色を変えるのにまごついてしまうイメージもありますが、ライブ中の操作は進むと戻るボタンを押すだけで簡単に色を変えることができますし、後述するメモリー機能を使えば色を変える際にまごつくこともありません。
 価格は3000円程度で、使い捨てのケミカルライトに比べると高く感じますが、電池式のため複数回ライブに行くのであればこちらの方がコスパが良いと思います。声優さん関連だけでなく、女性アイドルのコンサートなんかでもすごい普及しています。大きさのわりに軽く電池込みで100g弱、グリップも細身、荷物もすっきりまとまるのでどこに行っても大人気です。
 フルカラーペンライトの2強はキングブレード(通称キンブレ)カラフルサンダー(通称カラサン)です。いずれかを選べば失敗はないです。

 
共通機能は
・メモリー機能搭載で色数・色順を自由にカスタマイズ可能
・電池交換後もメモリー機能を維持
・リバース機能搭載で順送り・逆送りが可能
・単4電池式
エネループ対応


 キンブレ10Ⅱは15色にカラーチェンジ。カラサンよりも若干軽め(とはいえそれほど差はありません)。

キングブレードX10II スモーク

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 カラフルサンダー220は17色にカラーチェンジ。さらに、キンブレにない機能が2つ。
◎通常モード&カスタムモードの切替が可能
◎明るさの切り替えが可能

 

 あと、キンブレ・カラサンの半額ほどで買えるフルカラーペンライトもあります。
 こちらはブースターモードといって明るくできるモードがついています。ただし、発色に色ムラがあったり、フリッカー(ちらつき)があるため、長時間使用すると気分が悪くなる場合があるそうです。そんなわけで、個人的にはキンブレまたはカラサンを推奨します。


★メモリー機能を使った初心者向けのカスタマイズ
 15色や17色もあってもったいない気もしますが、可能ならば思い切って色味を減らすカスタマイズがおすすめです。
 赤→青→白→緑→オレンジ→黄色→紫→ピンク
 とかの並びにして、各色発色が良い好みの色を選べば十分だし、操作も楽かなーと。たくさん色があってもどの緑にしようとか無駄に迷ったりするので笑、それならいっそ色を減らす方がストレスがなくていいです。色味を半分くらいに減らせば一周するのも早いのでさくっと好きな色に変えられます。
 
 色の順番はなんでもいいんですけど、赤→青→白の並びだけは固定がおすすめです。アガる曲やロック系は赤、バラードは青や白がテッパンなので、他の色よりも使う頻度が高いため固めておくと便利。赤青白以外で、使用頻度の高い色をラストに覚えさせておくと逆送りですぐ変えられるのでさらに便利です。

 あと色順を覚えたり、色順を書いてグリップに張っておく人もいるそうですが、8色だったらそこまでする必要はないです。ただ、赤青白+使用頻度の高い色だけは並びを覚えておいてすぐ変えられるようにしておくとちょっと楽です。


★フルカラーペンライトの選び方
 正直、今のところ17色どころか15色すらフルで使う場面が見当たらないので、色の数はどっちでもいいかなぁという印象です。

 とはいえ、色数以外にも、スペック的にはカラサンが優勢です。特に明るさの切り替えができるとMC中に省エネにしておくことができていいですね。また、カラサンはカラーチェンジが直感的にできるデザインなのも好評。そんなわけで、あまりこだわりがないのであれば、カラサンを選ぶといいのかなーと思います。

 一方、キンブレはデザインがおしゃれですし、なめらかなグリップなので握りやすいです。あと、底面に電源とカラーチェンジのボタンが集中しているので、特に手元を見る必要もなく片手で全部の操作ができるのが良いところです。まあ、操作が楽な反面、手元を見ないのでカラーチェンジのボタンがどっちがどっちかわかりにくく、どちらかにシールを張るなど目印をつけないとまごつくので一長一短ですが。また、キンブレはなぜか女性人気が高め。私もキンブレ使ってますけど、カラサンの機能はなければないで特に不満も不便もないし、何回か使っていますがとりたてて欠点もなくよくできています。

 あとは、メーカーによって発色が違ってくるので(特に白が顕著)、スペック、デザインに加えて発色の好みで選ぶ形になります。
 また、どちらの商品もライトの周りの筒状のケースによってマットな色味だったり、ラメ感があったりと発色が変わってきます。
 ちなみに、キンブレはシャイニング(明るさ重視)・スモーク(発色&マット)・スーパーチューブ(スモークより発色重視&小さ目)、カラサンはキラキラ(ラメ)とホワイト(マット)があります。

 また、電池に関してですが、キンブレの場合、はじめに入っていたアルカリ電池で3時間×2公演は余裕で持ちます。調べた限りだとカラサンも2公演は余裕のようです。公式によると3~10時間とあるので2公演に一回は入れ替えた方が安心かなーと。
 アルカリ電池をこまめに変えるのはもったいないなーという方は、エネループを使って早め早めに入れ替えていくのも手だと思います。アルカリ電池だと最初はかなり明るいものの電池の減りに合わせて輝度が落ちるのが難点ですが、エネループだとそういった現象はなく比較的高輝度のまま安定するようです。ちなみにキンブレもカラサンも単4電池3本で動きます。
 
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 単3も単4も充電できる充電器+単4電池4本のパックで2500円程度なので、現段階でエネループを使ってないよーという方にはこちらがおすすめです。



●ケミカルライト
 いわゆる、ポキンと折って振ると発光する使い捨てのサイリウムサイリウムと聞いて一番に思い浮かぶものだと思います。ドンキホーテなどで売っていて一本100~200円ほど。たまに発光しない不良品があるので多めに用意すると良いです。
 ケミカルライトには2種類あり、1つは電池式よりも暗い代わりに10時間ほど発光するタイプ。こちらがベースで使うケミカルライトになります。たいてい100円~購入可能。振れば振るほど暗くなるので、明るさが気になる方は同じ色をもう一本用意しておいて追加するといいかもしれません。ダイソーなどでも売っていますが、発色や発光時間を考えるとちょっと高めでもルミカライトの6インチがいいかなーと思います。
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 ネットで買う場合、ケミカルライトは楽天の方が安いかもしれないです。

 もう1つは電池式よりもはるかに明るいけど、5分ほどでほぼ発光が終わるタイプ。こちらは200円前後で購入可能。よくサイリウムの色指定でUO(ウルトラオレンジ)など、色名の前にウルトラと表記されているものはこういった超高輝度のタイプです。盛り上がる曲で使う特殊なケミカルライトです。良く使われるのはオレンジ、レッド、ホワイトあたり。オムニグローのウルトラ○○シリーズが特に有名ですが、ルミカライトの大閃光シリーズもあります。
 とはいえ最近は、超高輝度のケミカルライトを使わず、これらと匹敵する明るめの単色ペンライトを使う人も増えています。繰り返し使うなら、ペンライトタイプをおすすめ。

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 こちらも楽天の方が安いかな。


 他にもブレスレットタイプなどもありますが、武道館では私の周りでこれをつけている人は見ませんでした。前にスタンディングライブに行ったときは使っている人も多かったですが、そこでもサブ扱いだった印象です。
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 ケミカルライトはあまりライブに行く機会がない人と、単色(もしくは数色)しか振らないと決めているのであれば安くあがるのでおすすめです。難点をあげるのなら、普通のケミカルライトは色が暗いところ、準備が面倒なところ、使い捨てになるところですね。ライブごとに色と本数を決めて買いに行くのちょっと億劫なのと、荷物がごちゃごちゃしがちなので、私のような横着なタイプにはあまり向いていないかもしれません。笑
 あと、ケミカルライトの場合複数色を入れ替えながら盛り上がろうと思うと一気に難易度があがるので、慣れないうちは欲張らずに色を絞っていくほうが無難です。また、ケミカルライト独特の魅力としては、ライブが終わった後もサイリウムの明かりで余韻に浸ることができるところかなーと思います。
 

●単色ペンライト
 ケミカルライトと同じような使用感の細身の単色ペンライト。細いので複数同時持ちにも向いています。明るさも普通のケミカルライトと大差ないようですが、ボタン電池式なので繰り返し使えます。よく使う色をこちらにして、ほかの色をケミカルライトにするなど併用派も多い印象です。
 ネオンスティックとサイリュームクラシックが割と有名だと思います。大電光改は安いものの質は値段相応との評価です。

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サイリュームクラシック ブルー

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 フルカラーペンライトと同じようなサイズ&使用感の単色ペンライト。単4の電池式。このサイズを持つのであればフルカラーが断然おすすめですが、特に白は単色だと比較的きれいに発色するものが多いため色味にこだわりたい人には向いています。

LEDルミカ LUMIACE ピンク

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 上の製品に明るさをプラスしたタイプがこちら。UO(ウルトラオレンジ)等の、超高輝度のケミカルライトに匹敵するくらい明るい単色ペンライト。最近はケミカルライトよりも、こちらの電池式ペンライトの方が人気な気がします。もう少ししたら完全に移行しそうな予感。
 キングブレードMAXスーパーチューブが代用品として向いているようです。定価が一本2000円くらいなのでコンサート中に出番が多い色であれば、電池式はかなりおすすめです。

King Blade Max Super Tube Orange

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 単色ペンライトは一色当たり1000円弱~1500円程度なのであまり使うメリットを感じないですが、発色にこだわりたい人や一色で十分という人、同時複数持ちをしたい人でライブにそこそこ行くという場合には向いていると思います。やっぱり一番の難点は高いところですね。細身の安いものでも、4色以上買うならフルカラーペンライトの方が安くなってしまいます。
 ただし、単色ペンライトの中でもキングブレードMAX・キングブレードMAXスーパーチューブは、超高輝度のケミカルライトを買うよりお得感があって使える製品だと思います。


●公式ペンライト
 声優さんのライブはもちろんのこと、アニメイベント等でも1500~2000円程度のペンライトを売っている場合があります。
 一見、最も無難な選択に思われがちですが、公式ペンライトを使う人は意外と少なめ
 公式だと色が一色または数色に限られてしまいますし、使いまわしもきかないので、1500~2000円出すのであればフルカラーペンライトの方がいいかなぁと思います。あと、グッズが当日販売&ぎりぎりに会場に着いたりすると公式ライトが売り切れているケースもざらなので、いずれにしろケミカルライトかフルカラーペンライトは用意しておいた方がいいと思います。


 そんなわけで、以上、初心者が思う、声優ライブ初心者が失敗しないためのサイリウム・ペンライトガイドでした。
 まあ、キンブレかカラサンがあればたいてい大丈夫!ってことですね。笑
 ちょっとでも参考になったら幸いです。