小骨の欠片

まめかんの日常。

双眼鏡に一万円出してみたら、コンサートがもっと楽しくなった

 今日は2013年一番買ってよかった物として、数ヶ月前に買った双眼鏡の話をしたいと思います。
 数千円のお手頃な双眼鏡から、少しステップアップしてみようか迷っている方の参考になれば幸いです。

★現在使っている双眼鏡について

 私が使っているのは、Vixenのアトレックスです。

[asin:B000T14T7A:detail]
倍率*1:8倍
口径*2:25mm
実視界*3: 7°
明るさ*4:10
重量:360g
アイレリーフ*5:18mm (ハイアイポイント((アイレリーフ15㎜以上のもの)))
※防水機能

http://www.vixen.co.jp/bino/atrek.htm

 Vixenはあまり聞き馴染みがない企業名かもしれませんが、双眼鏡の中ではかなり有名なメーカーです。
 私は10×25を使っています。倍率の選び方については、一番最後にまとめて書いてありますが、ドーム・スタジアム規模で使う方以外は8倍が断然おすすめです。あとは好みになります。


 これを買ったのは、今年の9月のことでした。お値段なんと一万円!
 コンサートや舞台にはひょいひょいお金を出す私ですが、その時はかなり悩みました。
 本当は5000円前後のものを買うつもりでしたし、お金がない私にはなかなか痛い出費です。
 悩みながら何回も家電量販店で双眼鏡を見比べ、最終的に購入を決めました。

※双眼鏡選びに使ったリンク&大まかなポイント

 用語集までつけると長くなりすぎるので、詳しくは下記のリンク等を読んでくださればと思います。
★用語に関して詳しいリンク
http://www.binoclub.net/index_terms.html
http://www1.bbiq.jp/nikoncamera/bino/glossary.html

★選び方や注意点について詳しいリンク
http://wiki.livedoor.jp/hosei_astro/d/%c1%d0%b4%e3%b6%c0%a4%ac%cd%df%a4%b7%a4%a4
http://www.binoclub.net/index_choice.html


 これらの内容を踏まえつつ、ざっくりまとめてみます。
①安い双眼鏡は買わない
 双眼鏡はわかりやすく値段と性能が比例するんですよね。なので、2~3万は出さないと、との声もありますが、おおむね希望小売価格5000円超が最低ラインの目安になりそうです。安めの双眼鏡を買いたい方は、記事後半で紹介する実売価格5000円代あたりから選んでもらえるといいかなと思います。

②選ぶなら低倍率のもの
 同じモデルでも低倍率の方が双眼鏡の性能が高く出ます。手ブレも低倍率になるほど気にならなくなります。
 ※倍率の目安は、観劇なら3~8倍、コンサートなら8~10倍

③口径は20~30㎜のものを
 口径が大きいほど性能が上がりますが、口径が大きいほど手ブレが大きく感じられます。手持ちならMAXで30㎜かなと思います。

④実視界は8倍だったら6°以上、10倍なら5°以上
 それくらいあると、覗いたときに視界が広々と感じられます。
 
⑤重量は400g以内がおすすめ
 200gまでは軽く感じますが、200gを超えるとやや重く感じはじめます。片手でも使えて疲れにくいものを選ぶなら400gが限界。

⑥メガネの人はハイアイポイントのものを
 メガネを使っている人はアイレリーフ15㎜以上のものを選びましょう。あと、女性でマスカラがつくのが気になる方もハイアイポイントのものがおすすめです。

 もとに戻ります。

双眼鏡購入の決め手

 
 5000円代のものと何が違うかというと大きく3つです。
①視界の広さ
 これが一番の決め手でした。前の双眼鏡はかなり視界が狭く、見たいものを探せなかったり、見落としたりしてしまっていて、結果的に双眼鏡を使わなくなっていきました。その反省もあり、そこそこ視界が広いものを求めていました。
 特に10倍の双眼鏡はあまり視界が広いものが見当たらず、その中でこれは格段に見やすいなと感じました。

②レンズから見たときの質感
 これもかなり違いました。同じ見えるでも、こちらは生々しく見えます。色が鮮やか。Blu-ray画質みたいなものだと思います。
 レンズの質感の違いは、家電量販店で見比べていた時よりもコンサートで使った時の方がはっきりわかります。
 それほど広さもなく、明るい家電量販店では、お手頃価格のモデルでもかなり見えるのであまり差を感じないかもしれないですが、コンサートで使ってみると臨場感が全然違います。

③ピントの合わせやすさ
 ピントを合わせるリングが大きいので小さい動作でピントを合わせることができる。まあこれは決め手にはなりませんでしたが、一瞬の仕草をくっきりに見たい私にとっては意外と嬉しい機能でした。

 視界の広さとレンズを通した時の質感の違い、その二つが最終的な決め手になりました。それに防水だったので、一個持っているとだいたいどの場面でも使えて便利かなと。

 あと店員さんに、価格の違いがどこにあるのかと聞いたところ、「双眼鏡の見やすさは使っているレンズの質で決まり、いいレンズほど高くなります」との返答があり、その身も蓋もない感じに、かえって、「ならお金出してみるか」と後押しされたりしました笑
 店員さん曰く、数値で出ているスペックよりも、レンズがよっぽど重要だそうです。コーティングの違いなんかが価格に比例し、それが見え方の決定的な違いになるとのこと。
 私が買ったものも、スペック的にはあまりよさそうに見えないのですが、覗いてみると良いんですよね。確かに……となんだか納得でした。

3ヶ月使ってみた感想

 いやー、双眼鏡ってちょっとお金出すとすごいんですね。
 どこを見ているかわからなくて見たいものを見逃した!とかピントはあってるはずなのに薄らぼんやりしていて見えない……とか、これなら双眼鏡なくていいわ!って双眼鏡にイラつくことがほとんどないのです。
 ていうか、これまで要所要所にしか使わなかった双眼鏡を、ものすごく使ってる。なんなら、半分くらい野鳥の会*6してます。ダンスも細かーく見えるし、メンバーの絡みなんかもばっちり。その日その会場で起こっていることはほぼほぼ把握できるのし、好きな時に好きな人を追えるコンサートは超楽しいです!!!

 重ねてになりますが、なぜか双眼鏡で見ると、裸眼+コンタクトよりなぜか質感がリアル。
 レンズを通しているはずなのに、本当に手で触れられる距離にいるみたい。これ使ってから、双眼鏡越しのアイドルの姿に崩れ落ちる人の気持ちがよくわかります。私も何回か1Fスタンドに向けられた輝くような笑顔に崩れ落ちたよね。私2Fにいるのにさ……。

 あと、私はこれでバンドを見るのも好きです。純粋にうおー!プロすげー!!!ってなります。手元見ると超絶うまいのが素人目にもよくわかります。面白いです。
 コンサートと関係ないですが、天体観測にもちゃんと使えます。満月のときに月を見てみたら、クレーターまで見えて楽しかったです笑

 そもそも、私の場合、視力に関しては、近視で乱視という二重苦なので、基本的になんとなくぼんやりした世界で生きてるんですね。
 くっきり見えるという一点でもう幸せだし、もうこのくっきりはっきりした景色を手放せないなと思ってます。
 なんで早く買わなかったんだろう!

※一万円の双眼鏡のデメリット

 とはいえ、この双眼鏡にもデメリットはあります。
 簡単に言えば、大きくて重くてゴツいのです。
 というか、大きいからよく見えますし、大きいから重くなるんですね。
 特に重さは、片手がペンライトでふさがっている私には結構なネックになりました。

 たとえば、私が当初購入を検討していた5000円代の双眼鏡は、だいたい重量が200g以内で女性でも片手でらくらく扱えるものばかりでした。
 一方、こちらは重量が370g。5000円代の双眼鏡の約2倍の重さです。
 コンサートが3時間と考えると、370gというのは片手で扱えるギリギリの重さですし、首にぶら下げるにもギリギリの重さだと思います。370gは持つとそうでもないですが、首にかけると結構重く感じます。
 大きさも1.5倍くらいにはなると思いますし、デザインも5000円代のものに比べると無骨といいますか、しっかり双眼鏡です。
 
 ですので、万人に私が買った双眼鏡がおすすめだとはいえないのですが、デメリットを踏まえても私は本当に買ってよかったと思っています。一万円前後のプチリッチな双眼鏡の中では価格・スペック・デザイン*7ともに結構バランスが良いと思います。

★まとめ

一万円の双眼鏡を買った感想としては、タイトル通り、コンサートやら舞台やら、何かを観に行く時にどうせなら双眼鏡にちょっぴりお金をかけてみるともっともっと楽しくなるよ!ってことかな。
 あと私の場合、普通なら遠いと感じがちな天井席だって、双眼鏡持ってたらむしろ楽しみになるとか、意外な方向でポジティブな変化がありました。天井席は全体を見渡せて素早く観察に移れるので、むしろ気ままに見たいものを見るには絶好の席なんですよねぇ。笑
 そういう小さい気持ちの変化も含めて、双眼鏡一つでコンサートの充実感が格段に変わったと感じています。

 双眼鏡選びについてまとめるなら、上と少し違って価格じゃなくとにかく自分に合った双眼鏡を選ぶのが一番ってことになります。
 私にとっては最高でも、ほかの人にとっては使いにくいし無駄遣いってこともざらなジャンルだと思います。

 いくら性能が良くても重いのは絶対に嫌とか、大きすぎるのは嫌とか、何かしら譲れないポイントがあると思うのでそこは譲らずに、いいところも微妙なところも比較検討しつつ、自分の使い方や条件に合った双眼鏡を探すのが一番です。

 でも、もしも迷った時は、ちょっぴりお金をかけてみてもいいんじゃないの?って思ったし、私が好きで好きでたまらない時間を楽しむために、お金をかける価値のあるアイテムだと感じています。



★今回紹介した双眼鏡

 口径:25mm
 実視界:7°
 明るさ:10
 重量:360g
 アイレリーフ:18mm(ハイアイポイント)

 倍率:10倍
 実視界:5.5°
 明るさ:6.3
 重量:360g
 アイレリーフ:18mm(ハイアイポイント)
http://www.vixen.co.jp/bino/atrek.htm


 この先は、5000円~10000円くらいの初心者におすすめの双眼鏡リストと、いくつかの会場で10倍の双眼鏡を使った時の感想になりますので、よかったら双眼鏡選びと倍率選びの参考にしてください。


おすすめ双眼鏡リスト

 今回ご紹介したものとほぼ同スペック・同価格帯の他社製品と、5000円前後のお手頃価格のおすすめ双眼鏡です。

★Vixenアトレックスとほぼ同スペックの製品

 口径:25mm
 実視界:6
 明るさ:9.8
 重量:260g
 アイレリーフ:15mm(ハイアイポイント)
 価格:7000~9000円
※防水機能


 倍率:10倍
 実視界:6.5°
 明るさ:6.3
 アイレリーフ:12mm
主な仕様 8x25 WP II / 10x25 WP II | 双眼鏡 | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡

 10倍の双眼鏡を探している方には特におすすめです。視界がVixenアトレックスより広く、重さも260gとかなり軽めです。女性の方が持ちやすい製品だと思います。

 口径:25mm
 実視界:8.2°
 明るさ:9.6
 重量:300g
 アイレリーフ:10mm
 価格:7000~8000円(目安です)
※防水機能・折りたたみ式

 倍率:10倍
 見掛視界:6.5°
 明るさ:6.3
 アイレリーフ:10mm
ニコンビジョン

 覗いた時の感動はVixenのほうがありましたが、こちらも十分見やすかったです。防水型で折りたたみもできるので、スポーツ観戦やアウトドアにもカジュアルに使えそうな印象でした。

 口径:24mm
 実視界:6°
 明るさ:9
 重量:220g
 アイレリーフ:12mm
 価格:16000~18000円
※防水機能・折りたたみ式

 倍率:10倍
 口径:28mm
 実視界:5°
 明るさ:8
 重量:245g
 アイレリーフ:12mm
http://www.vixen.co.jp/bino/newapex.htm

 お値段がグッと上がってしまうのですが、アトレックスと同じようなスペックと200g代の軽さを兼ね備え、しかもコンパクト。いいとこどりの双眼鏡です。予算外だったので買えなかったのですが、私自身もかなり欲しかった製品です。


★5000円代のお手頃な双眼鏡

 安いという他にも、持ち運びに便利なサイズだったり、重量も200g程度だったりと、特に女性には向いている価格帯かなと思います。個人的には、8倍のものだったら、5000円代でもかなり満足できるかなと感じました。

 口径:21mm
 実視界:6.2°
 明るさ:6.7
 重量:210g
 アイレリーフ:13mm
 価格:5000~6000円

 倍率:10倍
 実視界:5.0°
 明るさ:4.4
 アイレリーフ:9.5mm
タンクローR|双眼鏡・スポッティングスコープ | RICOH IMAGING

 迷ったらタンクロー、と言われるくらいに人気も高い定番商品。男女問わないデザインですし、これを買えば間違いない、よくできた製品だと思います。

 口径:21mm
 見掛視界:6.4°
 明るさ:6.9
 重量:170g
 アイレリーフ:11mm
 価格:4000~5000円
主な仕様 8x21 DPC I | 双眼鏡 | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡

 倍率:10倍
 見掛視界:5.0°
 明るさ:4.4
 アイレリーフ:11mm
主な仕様 10x21 DPC I | 双眼鏡 | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡

 こちらもド定番。スペックは最初のものとほぼ同じ。若干軽めです。こちらも見やすく、扱いやすいモデルです。好みを選ばないデザインですし、家族で共有するにもいいかなと思います。

 口径:25mm
 実視界:6.3°
 明るさ:9.6
 重量:300g
 アイレリーフ:18mm(ハイアイポイント)
 価格:5000~6000円

 倍率:10倍
 実視界:5.0°
 明るさ:6.3
 アイレリーフ:17.5mm(ハイアイポイント)
http://www.vixen.co.jp/bino/arena.htm

 これはもう殿堂入りモデルですね。品薄だと値上がりしますが、たいてい5000円前後で購入できます。
 レンズが大きい分、重量が300gとやや重くなりますが、スペック的にはイチオシです。

 口径:21mm
 実視界:6.4°
 明るさ:7
 重量:170g
 アイレリーフ:11mm
 価格:4500~5000円

 倍率:10倍
 実視界:5.0°
 明るさ:4.4
 アイレリーフ:11mm
http://www.vixen.co.jp/bino/arena.htm

 逆に、軽さやデザインにもこだわって持ちたいなら、同じアリーナでも21口径も良いかもしれません。8倍はピンクとブルー、10倍はグリーンと色も可愛い感じです。重量170gは軽くて扱いやすいです。女性におすすめ。6倍もあります。6倍は観劇に使いやすいと思います。

 口径:21mm
 実視界:6.3°
 明るさ:6.8
 重量:210g
 アイレリーフ : 11mm
※防水機能・折りたたみ式

 倍率:6倍
 実視界:7.3°
 明るさ:12.3
 アイレリーフ:11mm
http://www.vixen.co.jp/bino/arena_h.htm

 アリーナシリーズの新作。カラーバリエーションがピンク、紫、イエロー、青、緑と豊富。女性向けのポップなデザインで、メンバーカラーを持ちたい人にも向いているかもしれません笑 防水機能付きで折りたためて、5000円強なので、野外用のサブの双眼鏡としても使えるかなと思います。防水機能がいらないなら元のアリーナシリーズの方がいいと思います。10倍はなく、6倍と8倍のみです。

番外:防振双眼鏡

 アイドルファン界隈で大人気の防振双眼鏡。これも意外と並べて検討されている方が多いんじゃないかと思うので書いておきます。
 お値段はグッと跳ね上がって、4万円弱~10万円強。
 簡単に言えば、手振れを止め、対象がぶれずにくっきり見える機能が付いた双眼鏡です。視界に酔わない、目が疲れにくいなどの効果もあるそうです。
 防振機能を抜きにしても、レンズ自体も質が良く双眼鏡としても上位クラス。最高画質で自分が見たいコンサートを見られる!と評判です。確かにすごくいい物なのですが、重くて両手を使わないと使いづらいため向き不向きが分かれます。
 私も結構真剣に検討したんですけど、コンサートはペンライト振りたい派ですし、さすがに片手で使うには厳しい製品だったのでやめました。
 お手頃なモデルは人気が出過ぎて欠品・品薄・メーカー取り寄せが続いている状態で、Amazonでもかなり高騰しています。

 相場の4万円代で買いたい場合は、入荷待ちで手元に届くのが数ヶ月後になるようなので早めに注文するに越したことはないです。
 さっき楽天で調べた感じだとここが一番早そうでした。


各会場の見え方

 3か月でVixenアトレックス10×25を使った会場での見え方をだいたい書きだしてみました。
 チケット運の関係で会場後列からの感想に偏って申し訳ないですが、良かったら倍率選びの参考にしてください。

★東京ドーム

アリーナ
・メインステージは双眼鏡いらず。双眼鏡を使うと顔がドアップで見られるのでそれはそれでおすすめ。
・センターステージまでは表情までばっちり。
・バックステージは角度の関係でそもそも見にくい。見えれば人の判別と仕草ははっきりわかる。表情は少し辛い。

1Fスタンド
・メインステージは顔立ちまでだいたいわかる。細かいダンスのステップなんかもはっきりわかる。
・センターステージは表情もばっちり。
・バックステージは10倍だとやや近すぎるかも。席によっては全員が入らないことも。代わりに表情はアップで見られる。

2Fスタンド
・メインステージは動きはわかるが、表情ははっきり見えない。
・センターステージは表情もばっちり。
・バックステージはステージ全体がきっちり収まって見やすい。もちろん表情もばっちり。

★帝国劇場・日生劇場

 二階席でも細かな仕草、表情までばっちり見える。
 一階席だとやや近すぎる気もする。が、バックの顔を確認するならこのくらいあってもいいと思う。

日本武道館

 スタンド一番上から見るとちょうどいい。ダンスも全身が入るし、表情もばっちり。
 アリーナだと全体を入れるにはやや近いかもしれない。

劇団四季劇場『海』

 最後列で観劇。ステージもかなり視界に入っていて見やすい。細かい表情や衣装やセットの質感もきちんと分かる。
 10倍の双眼鏡でも後列ならかなり見やすい。

神奈川芸術劇場

 3階席から見ても、セットに置いてある写真の細部まではっきりわかる。
 ステージの半分くらいは入るので特に問題はない。表情もばっちり。


 私の場合、アリーナ・スタンド問わず、ドーム規模だと10倍あってよかったという感想です。やっぱり10倍でもギリギリかなと感じました。
 逆に、劇場で前の席だと10倍を使うと大きく見えすぎてしまうので、やはり舞台を見るにはあまり向いていないなと感じました。

 10倍の双眼鏡がきちんと活きる場面は、ドーム規模の大きい会場か、劇場のかなり後列から見るときくらいだと思います。私は舞台を観るときに、あえて安くて遠い席のチケットを買ったりするので、結構使い道があるんですけど、普通はあまり活躍の機会がないかも。
 ドームで一番遠いステージにいるときはメインモニターを見る、と割り切ってしまえば、8倍の方が性能も良いし使い勝手もいいんじゃないかと感じます。

 最終的には優先順位の問題になってしまいますが、本当は、倍率違いのものを会場によって使い分けることができれば一番いいかなぁと。


 というわけで、意外とコンサートの満足度を左右する双眼鏡についてでした。
 詰め込みすぎたので読みにくかったかと思いますが、参考になれば幸いです♪

*1:10倍だったら、100メートル先にいる人があたかも10メートル先にいるような大きさで見える(参照:http://www.binoclub.net/index_terms.html

*2:口径が大きい程たくさん光を集められる。車で言うエンジンのようなもの(参照:http://www1.bbiq.jp/nikoncamera/bino/glossary.html

*3:見える範囲

*4:数値が大きいほど集めた光をうまく使える。車でいう燃費。(参照:http://www1.bbiq.jp/nikoncamera/bino/glossary.html

*5:詳しくはこちらを(http://ifs.nog.cc/binoculars.at.infoseek.co.jp/seinou4.htm

*6:ひたすら双眼鏡を覗いて楽しむこと

*7:ジャニーズ等の双眼鏡が普及している場所以外でも大げさになりすぎず使えるくらいのデザイン、という意味の良さ